データ サマリの作成


これらのツールは、エリア内または他のフィーチャの近くにおいて、フィーチャおよびそれらの属性の合計の数、長さ、面積、および基本的な説明的統計解析を計算します。

ポイントの集約(Aggregate Points)


このツールは、ポイント フィーチャのレイヤとエリア フィーチャのレイヤを使用して、各エリア内にあるポイントを判別し、各エリア内にあるすべてのポイントに関する統計情報を計算します。次に例を示します。


近接範囲内での集計(Summarize Nearby)


解析レイヤのフィーチャから指定された距離内にあるフィーチャを検索します。距離は、直線距離または運転時間距離(10 分以内など)で計測できます。統計情報は、近傍フィーチャに対して計算されます。次に例を示します。


重複エリア内での集計(Summarize Within)


2 つのレイヤで重なり合うエリア(とエリアの部分)を検索し、重複部分の統計情報を計算します。次に例を示します。


データ エンリッチメント


これらのツールを使用すると、エリアの特性を調査できます。選択したエリアについて、詳細な人口統計データと統計情報が返されます。国や州などの拡張されたエリアについて、比較情報を報告することもできます。

レイヤへの情報付加(Enrich Layer)


特定エリア内、またはある場所から一定の距離または運転時間内の人、場所、およびビジネスに関する情報を取得します。


場所の検索


これらのツールは、指定したさまざまな条件を満たす場所を特定するために使用されます。これらの条件は、属性検索(所有者のいない土地区画など)と空間検索(河川から 1 キロメートル以内など)に基づきます。検索するエリアを既存のフィーチャ(土地区画など)から選択したり、すべての要件を満たす新しいフィーチャを作成したりできます。

既存フィーチャの検索(Find Existing Locations)


指定した一連の条件を満たす、分析範囲内の既存のフィーチャを選択します。これらの条件は、属性検索(空の土地区画など)と空間検索(河川から 1 マイル以内など)に基づきます。


新規エリアの作成(Derive New Locations)


指定した一連の条件を満たす分析範囲内で、新しいフィーチャを作成します。これらの条件は、属性検索(空の土地区画など)と空間検索(河川から 1 マイル以内など)に基づきます。


類似場所の検索(Find Similar Locations)


指定した条件に基づいて、1 つ以上のターゲット フィーチャに最も類似している、または最も類似していないフィーチャを検索します。


パターンの解析


これらのツールを使用すると、統計的に有意なクラスタのエリアを識別することで、データ内の空間パターンを識別、定量化、および視覚化できます。

ホット スポット分析(Find Hot Spots)


このツールは、データ内に存在する統計的に有意な空間クラスタを表示するマップを作成します。このツールを使用すると、家の価格、犯罪密度、交通事故死亡者数、失業率、生物多様性などについて、高い値と低い値の想定外のホット スポット(赤色)とコールド スポット(青色)を発見します。


相関の操作


このツールは、フィーチャの数値属性間の相関の強さを調査します。対象の変数を選択し、評価するその他の数値属性を最大 10 個選択します。このツールは、対象の変数と、選択したその他の変数間の相関関係を計算し、相関の強さ、整合性、および種類(正または負)を報告します。


近接解析


これらのツールを使用すると、「近くにあるのは何か」という空間解析で最も一般的な質問の 1 つに答えることができます。

起点から終点に接続


起点終点のペア間の移動時間または距離を計算します。たとえば、お客様があなたの店舗に進んで運転して訪問しようとする距離を確認したり、保有トラックの推定燃費を計算したり、あるグループの自宅から職場までの移動を要約します。


バッファの作成(Create Buffers)


バッファとは、ポイント、ライン、またはエリア フィーチャから特定の距離をカバーするエリアです。

バッファは通常、[オーバーレイ(Overlay Layers)] など、その他のツールを使用して詳細に分析できるエリアを作成するために使用されます。たとえば、「学校から 1 マイル以内にある建物」という質問に答える場合、学校の周囲 1 マイルのバッファを作成し、建物を含むレイヤとバッファをオーバーレイします。最終結果は、学校から 1 マイル以内にある建物のレイヤになります。


運転時間エリアの作成(Create Drive-Time Areas)


運転時間エリアは、指定した運転時間または走行距離内に到達できるエリアです。運転時間エリアは、次のような質問に答えるのに役立ちます。


最寄りの検索(Find Nearest)


インシデントと施設間を移動するコストを計測し、最も近い場所を判定します。結果は、インシデントと施設間で、各ルートの移動コスト(時間と距離)を考慮すると最適なルートを示すレイヤです。たとえば、このツールを使用して、事故から最も近い病院や、現在の場所から最も近い ATM を検索できます。


ルートの作成(Plan Routes)


訪問先のセットおよび訪問先を訪問するために利用できる車両数を指定すると、[ルートの作成(Plan Routes)] は、車両に訪問先を効果的に割り当てたり、訪問先までの車両のルートを作成する方法を決定します。

このツールを使用すると、調査員、査定官、在宅サポート プロバイダなどの移動チームの作業を計画したり、離れた場所にアイテムを配送したり集荷したり、消費者に交通サービスを提供したりすることができます。


データの管理


これらのツールは、地理データの日常的な管理と、解析前のデータの結合のために使用されます。

フィールド演算(Field Calculator)


指定した計算式に基づき、既存のフィールドまたは新しいフィールドの値を更新します。


境界線のディゾルブ(Dissolve Boundaries)


重なり合うエリアや共通の境界を共有するエリアはマージされ、1 つのエリアが形成されます。

フィールドを指定して、どの境界線をマージするか設定できます。たとえば、郡のレイヤがあり、各郡に State_Name 属性がある場合、 State_Name 属性を使用して境界線をディゾルブできます。隣接する郡は、 State_Name の値が同じ場合にマージされます。最終結果は、州の境界線のレイヤです。


データの抽出(Extract Data)


レイヤおよび指定した対象エリアから、データの Zip ファイルまたはレイヤ パッケージを作成します。


レイヤのマージ(Merge Layers)


複数の既存のレイヤから新しいレイヤにフィーチャをコピーします。たとえば、次のような場合です。


オーバーレイ(Overlay Layers)


オーバーレイは、複数のレイヤを 1 つのレイヤに結合します。オーバーレイは、積み重ねたマップを透過して、中にあるすべての情報を含む 1 つのマップを作成することと考えることができます。次に例を示します。