このツールは、ポイント フィーチャのレイヤ(解析レイヤ)とエリア フィーチャのレイヤを操作します。まず、各エリア内にあるポイントを判別します。このエリア内ポイントの空間的な位置関係を判定した後に、エリア内にあるすべてのポイントの統計情報が計算され、そのエリアに割り当てられます。最も基本的な統計情報は、エリア内にあるポイントの総数ですが、他の統計情報も取得できます。
たとえば、喫茶店の場所を示すポイント フィーチャと郡のエリア フィーチャがあり、喫茶店の売上を郡別にまとめるとします。喫茶店に TOTAL_SALES 属性情報があれば、郡ごとにその合計値 TOTAL_SALES、各郡の TOTAL_SALES 最小値または最大値を、祖の他、各郡における総売上の標準偏差を取得できます。
結果は、ポイントの総数をエリアの面積で除算した値に基づき、各エリアを色分けしたマップです。数を面積で除算することを正規化と呼び、地図制作者がエリアごとのデータを表示するのに常に使用する技術です。正規化すると、エリア同士を視覚的に比較するときにエリアの面積が考慮されるため、空間パターンを理解しやすくなります。
[現在のマップ範囲を使用] がオンの場合、現在のマップ範囲に表示されている解析レイヤとエリア レイヤのフィーチャだけが解析されます。オフの場合、解析レイヤとエリア レイヤのすべてのフィーチャが、現在のマップ範囲内になくても解析されます。
ポイントを集約するエリア レイヤを Web マップから選択します。Web マップに境界レイヤがない場合は、ArcGIS Online にある境界レイヤのリストから選択できます。このレイヤ内にあるエリアの境界内部のポイントはカウントされ、必要に応じて、選択した統計を使用してサマリが作成されます。
ポイントを持たないエリアを結果レイヤに表示するかどうかを決定します。オフの場合、ポイントのないエリアは結果に表示されません。オンの場合、ポイントのないエリアも結果に表示されます。
合計値、中間値、最小値、最大値、および標準偏差など、入力ポイント レイヤの属性についての統計情報を計算できます。結果レイヤには、計算された各統計情報の新しい属性が含まれます。属性と統計情報を選択することで、任意の数の統計情報を追加できます(新しいドロップダウン ボックスが表示されます)。
解析レイヤの属性を使用して、統計グループを作成できます。たとえば、近隣境界ごとに犯罪を集約する場合に、5 つの異なる犯罪タイプを持つ属性 Crime_type を持っているとします。一意の犯罪タイプごとに 1 つのグループが形成され、選択した統計情報が、 Crime_type の一意の値に対して計算されます。グループ属性を選択すると、結果レイヤおよび一意のグループごとの統計情報を含むテーブルが生成されます。
これは、 [マイ コンテンツ] に作成され、マップに追加されるレイヤの名前です。デフォルト名は、解析タイプと解析レイヤ名に基づきます。レイヤがすでに存在する場合、そのレイヤを上書きするかどうか確認を求められます。
[結果の保存先] ドロップダウン ボックスを使用して、結果を保存する [マイ コンテンツ] 内のフォルダの名前を指定できます。